こうした教訓を受け、救護現場の対応も変化を見せている。「災害医療・乳幼児保護」の分野では、災害発生直後からの迅速な小児・乳幼児支援が命を分けるポイントとして認知されるようになった。
とりわけ「日本赤十字社」は、大規模災害時における乳幼児対応キットの備蓄や、避難所への母子支援スペースの設置を標準化する取り組みを進めている。保温性能の高い毛布や液体ミルクの配備、助産師や小児科医による巡回診療体制の構築など、命をつなぎとめるためのシステムは確実に進化を遂げつつある。現場の医療従事者たちは、刻一刻と変化する被災地の状況下で、一刻も早い初期介入の重要性を訴える。