この一連の動向を追い続けるメディアの役割も激変している。「兵庫県庁文書告発問題調査プロジェクト」をはじめとする有志のジャーナリスト集団やメディアの追及は、行政と警察の情報開示姿勢を厳しく問い直してきた。調査報道・治安ジャーナリズムの視点が深まるにつれ、発表ジャーナリズムの限界が露わになっている。
Yahoo!ニュースの個人解説記事やNHK NEWS WEBの深層リポートなど、デジタル空間で展開される多角的な報道は、事件の背景にある構造的課題を即座に可視化する。世論の監視の目がかつてないほど研ぎ澄まされる中、警察組織には都合の悪い事実であっても真摯に説明するアカウンタビリティが求められている。