任天堂を率いる古川俊太郎社長は、後継機への移行期間において転売対策と初期供給量の確保を最優先課題として掲げてきた。この方針は本体製造だけでなく、ゲーム産業全体のサプライチェーンに強烈な波及効果をもたらしている。
巨大なハードウェアエコシステムが動くとき、サードパーティの周辺機器メーカーも一斉に金型投資へと踏み切る。しかし、発売初期におけるライセンス認証アクセサリの供給にはタイムラグが生じやすい。潤沢な本体供給に対してケースの供給が追いつかない初期のエアポケットにおいて、街の100円ショップが持つ圧倒的な物流網と調達速度が、ユーザーの緊急避難先として機能している構図は非常に興味深い。