互いを深く愛しながらも、二人がゴールインに至ることはなかった。周囲からの猛烈な反対、所属事務所の事情、そしてお互いのキャリアを守ろうとするがゆえの葛藤。あまりにも大きすぎる存在同士だからこそ、引き裂かれる力もまた絶大だった。
結婚という形をとることが、どちらか一方の人生を壊してしまうのではないか。苦悩の末に導き出した答えは、愛しているからこそ「手放す」というあまりに悲痛な決断だった。破局を迎えた後も、二人は互いを一切悪く言うことはなく、心の中で静かに相手の幸せを祈り続けた。それこそが、二人が貫いた無二の「愛の美学」だったと言えるだろう。