グラブのカスタムオーダー=高額という常識は、メーカー選び一つで一変する。ハイブランドの影で、独自の生産ラインや直販スタイルを駆使し、驚異的な低価格で本格派グラブを提供する「コスパ最強ブランド」が着実に勢力を伸ばしているからだ。
筆頭に挙げられるのが、ハイゴールドやジームス、あるいは新鋭の独立系国内ブランドだ。たとえば、手のひらに吸い付くような素手感覚の革作りに定評のある株式会社久保田運動具店(久保田スラッガー)は、基本モデルの完成度が極めて高く、余計な装飾を排したシンプルオーダーであれば、驚くほど手頃なプライスゾーンを維持している。基本設計の美しさに定評があるため、派手なオプションを盛らずとも所有満足度が非常に高い。
メーカーごとの実売価格(オーダー時)を比べると、大手のフラッグシップラインが6万〜9万円台であるのに対し、中堅・格安ブランドの軟式グラブオーダーなら2万円台後半から作成可能だ。各社の特徴と価格帯をまとめると、以下の傾向がはっきりと見えてくる。
・格安系新鋭ブランド:2万円台後半〜/革質は実用十分。納期が早く草野球人に大人気
・久保田スラッガー:3万円台〜/素手感覚の浅め型付けに強み。型崩れしにくい伝統の職人技
・大手定番ブランド:4万〜6万円台(ミッドレンジ)/安定した耐久性と豊富なカラー選択肢