中央発條の財務状況は、自動車生産台数の回復や価格転嫁の進展を背景に手堅い推移を見せています。直近の決算発表でも、円安効果や北米・アジアを中心とした海外需要の取り込みにより、売上高・営業利益ともに底堅い数値を計上しています。
株式市場における株価指標を見ると、PBR(株価純資産倍率)は1倍を下回る水準で推移することが多く、東証の資本コストや株価を意識した経営要請への対応が注目されています。会社側もこの課題を認識しており、以下のような還元強化を打ち出しています。
・安定的かつ積極的な配当:配当性向の目安を引き上げ、年間配当利回り3%台後半〜4%台を目指す方針を掲げる。
・機動的な自己株式取得:資本効率(ROE)の改善を狙い、余剰資金を活用した自社株買いを実施。
財務基盤を示す自己資本比率は50%台と健全な水準を保っており、短期的な景気変動にも耐えうる強靭なバランスシートを備えています。