当時の利用者が残したレビューやSNS上の生データを詳細に分析すると、ゴドノフ東京丸ビル店がいかに特別な立ち位置を築いていたかが浮き彫りになります。単なる料理の美味しさにとどまらず、空間体験としての価値が極めて高い評価を得ていました。
とりわけ絶賛されていたのが、丸ビル5階という立地を生かした東京駅丸の内駅舎のパノラマビューです。窓側のテーブル席からは、ライトアップされた赤レンガ駅舎を眼下に見渡すことができ、記念日ディナーや接待、デートにおいて「絶対に失敗しない店」として重宝されていました。
一方で、高級感ゆえのコストパフォーマンスに対する指摘もありました。平日ランチであれば1,500円〜2,500円前後で比較的リーズナブルに楽しめたものの、ディナーのフルコースでは8,000円〜15,000円規模となり、サービス料を含めると丸の内相場の中でもややアッパーミドル寄りの設定でした。しかし、「本格的なロシア宮廷料理をこの絶景で味わえるなら妥当」という肯定的な意見が大半を占めており、接客スタッフのホスピタリティの高さも相まって、食べログ等の評価では★3.50前後の安定した高スコアを維持し続けていました。