かつては「サイズが合わなくなった」「流行遅れになった」という理由で手放されていたデニム。しかし今、その価値観は大きく覆されている。古着リメイクの世界では、エイジングによる独特のアタリやヒゲ、使い込まれた柔らかさこそが、新品には絶対に真似できない唯一無二の資産とみなされているのだ。
ファッションの第一線で活躍するデザイナーたちも、ヴィンテージの持つ独特の表情に着目する。生地の丈夫さ、履き込まれることで増すテクスチャーの味わい。単なる「古着」を新たな価値を持つスタイルへと高める取り組みは、環境負荷を激減させるだけでなく、既製品にはない個性を醸し出す。