吉永小百合の美しさと芯の強さを語る上で外せないのが、私生活における自立したパートナーシップです。1973年、吉永小百合が28歳の時に結婚した相手は、当時フジテレビのディレクター・プロデューサーとして活躍していた岡田太郎氏(後に共同テレビ社長・会長を歴任)でした。
当時、15歳という年齢差や岡田氏の離婚歴などから周囲の大反対を受け、両親との軋轢も報じられました。しかし、吉永小百合は世間の雑音に惑わされることなく、自身の意志で結婚を決断。多忙を極めるトップ女優としての仕事を尊重し、良き理解者として精神的に支え続けた岡田氏との夫婦関係は半世紀以上に及びました。
また、子供を持たない人生を選択したことについても、過去のインタビュー等で自然体な姿勢を示しています。昭和の時代において「結婚したら家庭に入り子供を産むべき」という固定観念が根強かった中、女優という過酷な職業に生涯を捧げる覚悟を持ち、夫婦2人の豊かな時間を築き上げたその生き方は、現代における多様な家族観の先駆けとも言えます。