「韓国子供服はプチプラだから原価が安く、誰でも儲かる」という皮算用は、ビジネス現場の数字を見落とした典型的な誤解です。実際の取引データに基づき、韓国子供服転売利益率と相場を現実的に試算すると、過酷なコスト構造が浮かび上がってきます。
例えば、現地問屋で1着800円(約7,200ウォン)のトップスを仕入れ、Instagramショップで2,480円で販売する場合をシミュレーションしてみましょう。表面上の原価率は約32%、粗利率は68%に見えます。しかし、ここから以下の隠れコストが差し引かれます。
- 国際送料および代行手数料:1着あたり約350円
- 輸入関税・消費税:1着あたり約180円
- 日本語洗濯ネーム作成・縫製委託費:1着あたり約120円
- 国内配送用資材および送料(クリックポスト等):約250円
- 決済手数料(STORESやBASE等の約3.6〜6.6%):約120円
これらの実費を差し引いた後の実質純利益は、1着あたり約660円(純利益率 約26.6%)まで目減りします。さらにここへ、最大の韓国子供服仕入れ失敗理由である「不良品破棄ロス」と「売れ残り在庫」のコストが容赦なくのしかかります。
韓国アパレルは日本の大手アパレル基準に比べ、ボタンホールの未開通、チャコペンの跡、糸の始末の甘さ、サイズタグの誤縫製などの初期不良率が平均5〜10%発生します。50着仕入れて5着が販売不能になれば、それだけで利益の数割が吹き飛ぶ計算です。利益を残せないショップの多くは、仕入れ原価以外の間接コストを設計に組み込めていないことが根本原因となっています。