孤高の革細工イサムカタヤマバックラッシュが魅せる経年変化の真髄

孤高の革細工イサムカタヤマバックラッシュが魅せる経年変化の真髄

孤高の革細工イサムカタヤマバックラッシュが魅せる経年変化の真髄の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

このブランドを語る上で絶対に外せないのが、代名詞とも言える「製品染め(ガーメントダイ)」の技術だ。服の形に縫い上げた後にドラムへ投入し、一気に染め上げる。当然、革は激しく収縮し、ジッパーは歪み、縫い目は波打つ。通常の皮革加工業の常識から見れば、それはリスクでしかない危険な賭けだ。

しかし、その歪みと縮みこそが、他には絶対に真似できない唯一無二の立体感を生み出す。特に代表作であるライダースジャケットに袖を通した時のフィット感は別格だ。最初は鎧のように硬く重い革が、着用を重ねるごとに体温と油脂で柔らかくなり、シワの一本一本に着用者の生き様が刻まれていく。十人十色の経年変化(エイジング)を見せるこのプロセスこそ、世界中の革好きを虜にする最大の秘密と言える。

吉田 誠
Author

吉田 誠

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。