政界進出と挫折、そしてうつ病。一見すると大きな回り道に見える体験も、現在の博士にとっては欠かせない表現の血肉となっている。日本社会において、メンタルヘルスの不調をオープンに語る著名人はまだ多くない。その中で、彼は自身の病状や治療のプロセス、葛藤を包み隠さず発信し続けている。
「一度倒れても、人間は何度でも生き直せる」。その実体験に基づいた言葉は、ストレス社会に生きる多くの現代人の心に深く刺さっている。単なるカルチャーの解説者にとどまらず、傷ついた人々に寄り添うメッセンジャーとしての役割も、現在の彼が担う重要な側面の一つだ。