スマホとSNSが普及し尽くした現在、熱愛・スクープ報道のダイナミクスは根本から変化した。一般の通りすがりが撮影した一枚の写真が、数分のうちに世界中へと拡散される。監視の網はかつてないほど細かくなり、プライベートな移動や密会を完全に隠し通すことは容易ではない。
一方で、受け手であるファンの心理にも変化が見られる。過剰なプライバシー侵害に対しては厳しい目が向けられる一方で、嘘偽りのない素の人間性に触れたいという欲求も高まっている。過熱するスクープ合戦の中で、何が報道されるべき事実であり、何が尊重されるべき個人生活なのかという議論は、日々深まりを見せている。