今回のダイヤで最も警戒すべきは、主要駅における発着時刻の微修正と、平日・土休日で大きく乖離する運行パターンの罠だ。特に北九州から福岡都市圏、さらには熊本方面へと南下する下り列車では、退避駅での停車時間が数分拡大された箇所が目立つ。一見するとわずかな違いだが、乗り継ぎのタイミングが数分ズレただけで、次の列車まで30分近く待たされる「接続の断絶」が一部の支線連絡で生じている。
混雑を回避するための限定的な運行データとして着目したいのが、快速と区間快速の運用比率だ。休日の午前中、博多方面から久留米・大牟田方面へ向かう下り列車では、レジャー需要の集中によって特定便に乗客が偏る傾向が顕著になっている。混雑のピークを避けるなら、先行する普通列車で鳥栖まで逃げ、そこから後続の接続を拾うといった分散乗車が有効だ。平日朝の通勤ラッシュとは異なる「休日の局地的過密」を見抜く眼座が求められる。