名作と呼ばれる作品の歴史を振り返ると、彼女たちの代表作が残した社会的インパクトの大きさに気づかされる。たとえば、石原さとみが主演を務め、不条理な死の謎に挑んだ名作ドラマ『アンナチュラル』。法医解剖医としての矜持と葛藤を、飾らない眼差しとリアルな感情表現で見事に演じ切り、観客の涙を誘った。
また、有村架純が等身大のリアリティをもって演じた映画『花束みたいな恋をした』では、誰もが経験するような甘酸っぱくもほろ苦い恋の日常が鮮烈に描かれた。さらに橋本環奈が見せるコメディとシリアスの変幻自在な振り幅も、作品のクオリティを底上げしている。視聴者が「自分の物語」として感情移入できるのは、彼女たちが持つ独特の親近感と、それに裏打ちされた圧倒的な表現力があるからにほかならない。