かつては「甘やかされた二世」というパブリックイメージを背負わされていた正蔵ですが、師匠としての指導力と厳格さは落語界でも高く評価されています。現在の一門には、多彩な才能を持つ弟子たちが集まっています。
- 林家たけ平:2001年入門。骨太な古典落語を得意とし、昭和歌謡や歴史への造詣も深い実力派真打。
- 林家たか平:2006年入門。真面目な高座と親しみやすさで着実に支持を広げる。
- 林家たま平:2013年入門(正蔵の長男)。明るい高座と俳優業でも見せる身体能力が武器。
- 林家ぽん平:2026年入門(正蔵の次男)。若手として高座修行に励む。
- 林家つる子:2010年入門。女性落語家として史上初となる「抜擢真打」を果たし、古典落語の登場人物を女性目線で再解釈するなど落語界に新風を巻き起こす看板噺家。
特に林家つる子の目覚ましい活躍は、正蔵の指導法が旧態依然とした枠にとらわれず、弟子の個性を最大限に伸ばす柔軟性と深い愛情に満ちていることを証明しています。「稽古は厳しく、見守る目は温かい」という現場の証言通り、師匠としての正蔵は確固たる信頼を勝ち得ています。