石井竜也の魅力は、卓越したルックスやアートセンスだけにとどまりません。彼の表現を根底で支えているのは、圧倒的な歌唱力と豊かな声量です。
低音域の豊かなバリトンから、どこまでも伸びる艶やかなハイトーンまで、広い音域を軽々と操るボーカルコントロールは圧巻です。特にビブラートの深さと息遣いの巧みさは、聴く者の感情を揺さぶる叙情性に満ちています。
ライブで何時間も激しく踊り、コントを演じながらも、バラードになれば一切のブレなく歌い上げるスタミナとピッチの安定感には、同業者であるプロミュージシャンからも絶大な賛辞が送られてきました。ビジュアルや奇抜なパフォーマンスに目を奪われがちですが、本物の実力派ボーカリストとしての基礎があったからこそ、数十年を経ても色褪せない名曲の数々が誕生したのです。