公式プロフィールによると、沢田研二は1948年(昭和23年)6月25日生まれ、鳥取県に生まれ京都で育った。2026年現在の年齢は77歳、今年の誕生日を迎えると78歳となる。だが、この数字は彼の身体能力やステージパフォーマンスの前では何の意味も持たない。
現在敢行されている全国ツアーの現場では、まさに驚嘆すべき光景が広がっている。開演ブザーとともにステージへ躍り出たジュリーは、ノンストップで2時間近く歌い続け、MCでは時事ネタやユーモアを交えながら観客を爆笑の渦に巻き込む。同世代のアーティストがキーを下げたり、座りながらのアコースティック形式へシフトしたりするなか、彼は原曲に近いキーを保ち、バンドの爆音に真っ向から声で挑みかかる。衰えを感じさせるどころか、年齢を重ねたからこそ滲み出る色気と凄みが、会場を包み込むのだ。