本作の骨子となるのは、重厚な筆致で描かれる歴史サスペンスだ。日曜夜に親しまれてきた大河ドラマの格調高さを継承しつつも、よりダークで緊迫感あふれる心理戦や、緻密に張り巡らされた伏線が物語を牽引していく。
従来の時代劇にありがちだった勧善懲悪のパターンは完全に排除された。登場人物たちの生々しい権力闘争、裏切り、そして時代に翻弄される人間の業が冷徹な視点で描かれる。関係者の一人は「視聴者が一瞬たりとも目を離せない、息詰まる心理描写の連続になる」と太鼓判を押す。かつてないスケール感と鋭利なドラマ性が、目の肥えた現代の視聴者を唸らせるはずだ。