結論から述べると、『Pokémon LEGENDS アルセウス』の内部データには個体値(0〜31の数値)が存在しています。しかし、ゲーム内のステータス計算式においては、従来の個体値が直接ステータス実数値へ加算されることはありません。ここが歴代シリーズと大きく異なる最大のポイントです。
本作では、従来の個体値と努力値の役割を統合・刷新した独自システム「がんばレベル(0〜10)」が採用されています。捕獲したポケモンのステータス画面に表示される丸いゲージの数値こそががんばレベルであり、これがポケモンの強さに直結します。
では、内部に存在する個体値は何に使われているのでしょうか。検証の結果、「捕獲時の初期がんばレベルの決定」にのみ使用されていることが判明しています。例えば、内部個体値が最高の「31(いわゆるV)」であるステータスは、捕獲時点で「がんばレベル3」が付与されます。一方で個体値が低いステータスは「がんばレベル0〜2」からスタートします。
つまり、内部個体値が高い個体ほど「育成開始時のアイテム消費を少しだけ節約できる」というアドバンテージはあるものの、最終的なステータス上限値はどの個体であっても完全に同一となります。これにより、旅の途中で出会った愛着のあるパートナーであっても、後天的な育成によって一切の妥協なく最強の強さまで引き上げることが可能です。