今や全国の駅伝マニアが熱視線を送る東海大学長距離競技会。現地で冷気に耐えながらラップタイムを手元のノートに書き留めるファンだけでなく、YouTubeのライブ配信チャット欄もタイムが出るたびに歓喜と驚きのコメントで溢れ返った。画面越しにも伝わる緊迫感は、もはや地方競技会の枠を遥かに超えている。
平塚の地で生まれるタイムは、他大学の首脳陣にとっても無視できない重要指標だ。各校のスカウティング担当者がスタンドから鋭い視線を投げかける中、自己新をマークして拳を握りしめるランナーの姿は、この舞台が持つ独特の価値を象徴していた。高速トラックの恩恵だけでなく、選手同士の意地がタイムを極限まで引き上げる。