「三木谷氏最大の賭け」と呼ばれた携帯電話キャリア(MNO)事業への参入。一時は数千億円規模の年間赤字を計上し、ネット上では「楽天グループ解体の危機」「モバイル撤退説」などの過激な噂が飛び交いました。しかし、2026年現在の現場データはまったく異なる局面を示しています。
自社回線エリアの人口カバー率99.9%達成に加え、700MHz帯(プラチナバンド)の本格商用展開が進んだことで、長年の課題だった地下や高層ビル内でのつながりやすさが劇的に向上。さらに、楽天ポイントを活用したエコシステム連携と、月額料金の圧倒的なコストパフォーマンスが評価され、法人・個人ともに契約者数が順調に純増を継続しています。
報道各社の取材や決算説明会資料でも、三木谷氏は「完全仮想化ネットワークによる低コスト構造こそが世界基準の競争力になる」と一貫して主張。Open RAN技術の外販(Rakuten Symphony)を含め、当初描いたグローバル展開戦略が現実味を帯びています。