物語の軸となったのは、母親を亡くしてバラバラになっていた阿須田(あすだ)家の崩壊と再生でした。長谷川博己が演じた父親役・阿須田恵一は、不倫の末に妻を自殺へ追い込み、「実は最初から子供を愛していなかったかもしれない」と吐露する前代未聞の情けない父親像をリアルに体現し、大きな脚光を浴びました。
家庭崩壊の危機を乗り越え、父親としての自覚を取り戻した恵一と4人の子供たちは、次第にミタさんを「家族」として迎え入れたいと願うようになります。最終回の結末では、阿須田家を去る三田に対して、子供たちが「最後に笑ってください」と涙ながらに懇願。長きにわたり凍りついていた三田の表情が解け、かすかに見せた美しい「笑顔」と「さようなら」の言葉は、ドラマ史に残る感動の名シーンとして語り継がれています。