ネット上の掲示板やSNSで散見される誤解のひとつに、「大妻多摩は大妻女子大学の付属校だから、勉強をサボっても大学までエスカレーターで上がれる」という言説があります。しかし、現場のデータはこの俗説を真っ向から否定しています。
大妻女子大学 内部推薦 割合の実態は、前述の通りわずか1割未満。生徒の9割近くが、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜を駆使して外部大学を受験しています。内部推薦権を保持したまま国公立大学や難関私立大学に挑戦できる協定制度こそ用意されているものの、生徒たちの意識は中高6年間を通じて「他大学への挑戦」にフォーカスされています。
したがって、「大学受験のプレッシャーから逃れてのんびり過ごしたい」という動機で入学すると、周囲の学力向上に対する熱量やカリキュラムの進度に圧倒され、大きなミスマッチを起こしかねません。大妻多摩の本質は、大妻の建学の精神「恥を知れ」に根ざした品格ある自立心を土台にしつつ、実質的には進学校としての教育課程を走る学校であるという認識を持つべきです。