雄大な山々に囲まれた小鹿野町は、季節の移ろいとともにダイナミックな景観の変化を見せてくれます。
冬の風物詩として名高い「尾ノ内百景氷柱(おのうちひゃっけいひょうちゅう)」は、地元住民が山林にパイプを張り巡らせ、沢の水を散水して作り上げる巨大な氷の芸術です。吊り橋の上から見下ろす氷壁は圧巻のスケールを誇り、夜間に実施されるライトアップでは、闇夜に青や紫の光が浮かび上がる幻想的な世界へと変貌します。
初秋から晩秋にかけて見頃を迎える「小鹿野町ダリア園」は、両神山麓の広大な敷地に約350種類・10,000株ものダリアが咲き誇る関東屈指のフラワースポットです。手のひらよりも大きな大輪から可憐な小輪まで、色鮮やかな花々が斜面一面を埋め尽くす光景は圧巻です。
アクティビティ派には、日本百名山の一つである「両神山(りょうかみさん)」の登山が人気です。鋸の刃のような荒々しい岩稜帯と原生林が広がる山容は修験道の山としても知られ、初夏のアカヤシオや秋の紅葉シーズンには全国から多くのアルピニストが集まります。鎖場が連続する八丁峠コースから、比較的歩きやすい日向大谷コースまでルートが分かれており、レベルに応じた本格的な山歩きが楽しめます。