自然豊かな沖縄の山間部や農地周辺では、「30cmを超える巨大なトカゲを見た」「怪獣のようなトカゲがいた」という声が聞かれます。その正体は天然記念物のキシノウエトカゲである場合のほか、稀にペットとして飼育されていたグリーンイグアナの遺棄・脱走個体であるケースが報告されています。
野生下でトカゲに遭遇した際は、基本的に手を出さず自然のまま観察するのが鉄則です。しかし、誤って手で掴もうとしたり追い詰めたりすると、自己防衛のために噛みついてくる場合があります。
もしトカゲに噛まれてしまった場合は、以下の手順で冷静に対処してください。
ステップ1:無理に引っ張らない
トカゲは一度噛むと顎の力で強くホールドする習性があります。無理やり引き剥がそうとすると皮膚が裂けて傷口が広がり、トカゲ側の顎骨も損傷します。水に浸けるか、地面に足を着かせてトカゲが自発的に口を開くのを待ちます。
ステップ2:流水と石鹸で徹底洗浄する
毒性はないものの、野生生物の口腔内にはサルモネラ菌などの多様な雑菌が存在しています。傷口をすぐに清潔な水道水と石鹸で入念に洗い流してください。
ステップ3:消毒と医療機関の受診
市販の消毒薬を塗布し清潔なガーゼで保護します。傷が深い場合や、数日後に患部の腫れ・発熱が見られる場合は、感染症のリスクを考慮して皮膚科や内科を受診してください。