崩壊寸前だった番組を救ったのが、1970年に就任したコメディアンの三波伸介である。「減点パパ」の愛称で親しまれた三波は、豪快な笑いと絶妙なフォローで落語家たちの個性を次々と開花させた。三波時代に視聴率は30%を超え、『笑点』は国民的番組としての地位を不動のものにした。
しかし1982年12月、三波が52歳の若さで急逝するという悲劇が見舞う。深い悲しみの中、1983年に4代目司会者として迎えられたのが、かつて大喜利メンバーとして人気を博した五代目三遊亭圓楽だった。
圓楽は「星の王子さま」という自虐キャラクターで親しまれつつ、堂々たる風格でお茶の間を魅了した。大喜利に「座布団10枚で豪華賞品」という明確なゲーム性を定着させ、番組を23年半にわたって牽引。まさに『笑点』の黄金期を築き上げた大黒柱であった。