奥本健が現在携わるダンススタジオの現場やワークショップに参加した受講生、そして長年のファンコミュニティからはどのような評価が下されているのでしょうか。SNSやネット掲示板に集まる生の声を精査すると、明確な傾向が浮き彫りになります。
ワークショップを受講した20代のストリートダンサーは、次のように現場の熱量を証言しています。
「90年代の黄金期を作ったレジェンドなのに、一切偉ぶる気配がない。指導は驚くほどロジカルで、体の重心の移動や裏拍の取り方をミリ単位で修正してくれる。単に形を真似させるのではなく、『なぜその動きになるのか』というカルチャーの歴史まで教えてもらえるので、現場での説得力が桁違いだった」
また、古くからのファンコミュニティにおいても、「テレビで見かけなくなったからといって活動していないわけではない」「今のアングラシーンで後輩たちと真剣にセッションしている姿こそが、本来KENさんがやりたかった音楽なのだと納得した」といった肯定的な受け止めが大半を占めています。メディア露出の多さだけを成功の指標とみなす風潮とは一線を画し、カルチャーの実践者として確固たる居場所を築いている実態が窺えます。