日本国内において刺青が時にアンダーグラウンドな視線に晒される一方、海外における三代目彫よしの評価は「世界的マエストロ」としての絶対的な地位を確立しています。その潮流を決定づけたのは、1980年代から始まった海外タトゥーコンベンションへの参加でした。
当時、アメリカ現代タトゥーのパイオニアであるドン・エド・ハーディ(Don Ed Hardy)氏らと深い親交を結び、日本の文身文化の精神性と技術の高さを直接欧米のアーティストたちに示しました。それまで西洋で見られなかった緻密なボカシ技術や、全身を一つの壮大なキャンバスと捉える物語的なアプローチは、海外のタトゥーシーンに計り知れない衝撃を与えたのです。
欧米の美術館やアートコレクターからも熱狂的なラブコールが送られ、世界各地のドキュメンタリー番組や専門誌で特集が組まれました。名だたるロックスターやハリウッドの著名人たちが彼のスタジオを訪れ、その卓越した手腕に畏敬の念を示してきた事実は、彫よしという名が世界最高峰のブランドであることを如実に物語っています。