おたべ本館を語るうえで欠かせないのが、施設内で開催されている体験プログラム「おたべ体験道場」です。米粉から生地を蒸し上げ、ニッキや抹茶を練り込んで生地を伸ばし、自家製あんを包んで三角形に仕上げる全行程を、専任インストラクターの指導のもとで自ら行います。
このおたべ手作り体験 予約は、現在公式サイトを通じた事前WEB受付が基本となっています。所要時間は約60分〜90分程度で、参加費用は手頃な設定(1名あたり1,000円台前半〜)でありながら、作ったばかりの生八つ橋をその場で味わえるだけでなく、余った分を持ち帰り用パッケージに詰めてお土産にできる充実度が支持されています。
現場取材で見られたのは、小さな子ども連れのファミリーから修学旅行生、さらには本格的な和菓子作りを学びたい大人のカップルまで幅広い層が真剣に生地と向き合う姿です。参加者の一人は「粉の配合や力加減によって生地の伸びが全く変わる。普段何気なく食べていた生八つ橋にこれほど職人の技術が詰まっていたとは」と感嘆の声を漏らしていました。
また、体験道場とあわせて必見なのが生八つ橋 工場見学通路「おたべ小路」です。予約不要・入場無料で見学できるこの回廊からは、ガラス越しに清潔なクリーンルーム内で生八つ橋がリズミカルに成型・包装されていく最新ラインを見学可能。原料となる「コシヒカリ」や「北海道産小豆」へのこだわり、名水「瓜割の滝」の水を使用している背景などが視覚的に学べる構成となっています。