現在、市場の主力を二分しているのが、日本の老舗メーカーである株式会社ホリと、フランス発の世界的名門Thrustmasterだ。
株式会社ホリが展開する公式ライセンスモデル「T.A.R.C.H.(Flight Stick)」シリーズは、日本人の手のひらサイズにフィットする緻密なエルゴノミクス設計が光る。ボタン配置の合理性と、激しいドッグファイトでも机上でブレない剛性の高さは折り紙付きだ。スロットル抵抗の調整機構など、ユーザーのかゆいところに手が届く堅牢な作り込みが際立つ。
対するThrustmasterは、「T.Flight Hotas 4」をはじめとする圧倒的なコストパフォーマンスと世界基準のシェアで追随を許さない。同社製品の真骨頂は、滑らかなラダー操作を可能にするツイスト機能と、独自の磁気センサー技術による経年劣化知らずの入力精度にある。重厚なフィーリングを好むならThrustmaster、カチッとした確実なスイッチ感と取り回しやすさを重視するならホリという棲み分けが成立している。