スマートフォンで非通知通話を利用する際、見落とされがちなのが「端末本体の設定」と「通信キャリア側のネットワークサービス」の優先順位です。大手キャリア各社はネットワーク側で発信者番号の通知・非通知を管理する機能を提供しており、端末側の設定を上書きするケースがあります。
主要キャリアのネットワーク設定コマンド
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクでは、それぞれ専用の特番ダイヤルによる設定変更を受け付けています。
ドコモ非通知かけ方:ネットワーク上で設定を完結させる場合、通話アプリから「1481」にダイヤルすると発信者番号通知が「通知」にセットされ、「1480」へ発信すると「非通知」へ切り替わります(ガイダンスに従うだけで通話料は無料です)。
au非通知発信:au回線では端末側の発信者番号通知設定が優先される設計が一般的ですが、VoLTEオプション等の契約状況に応じ、マイページ「My au」内の通話オプションから通知状態の初期値を恒久変更できます。
ソフトバンク非通知設定:ソフトバンクでもMy SoftBankの契約管理画面、あるいは自動音声応答サービス経由で通常の発信状態を非通知に固定できます。日常的に回線そのものを匿名化したいユーザーにとって有効な手段です。
公衆電話非通知の発信メカニズム
街頭に設置されている緑やグレーの公衆電話から発信した場合、受信側の画面には「非通知」ではなく「公衆電話」と明確に区別されて表示されます。つまり、184を前置してもしなくても、交換機側で公衆電話発信専用の識別信号が付与されるため、「非通知」という表記にはなりません。着信側が「公衆電話からの着信を拒否」している場合、呼び出し音すら鳴らずに切断される点に注意してください。