かつて「モバゲータウン」として誕生したこのプラットフォームは、携帯電話端末、いわゆるフィーチャーフォンの急速な普及とともに爆発的な成長を遂げた。端末の限られた処理能力と通信速度の中で、いかにプレイヤーを夢中にさせるか。その答えが、手軽な操作性と強固なSNS機能を組み合わせたソーシャルゲームという全く新しい体験だった。
アバターの着せ替え、掲示板での雑談、ミニゲームのスコア競い合い。それら全てがシームレスに結合した構造は、当時のモバイルエンターテインメントのあり方を根底から塗り替えた。通勤通学の電車内や学校の休み時間、誰もが下を向いてポチポチとキーを叩く光景は、まさにモバゲーが創り出した平成のモバイルカルチャーそのものだったと言える。