そもそも、私たちが慣れ親しんでいる赤い服を着たおじさんのルーツはどこにあるのだろうか。歴史を遡ると、4世紀の小アジア(現在のトルコ)に実在した慈愛深い司教、聖ニコラウスの伝説にたどり着く。貧しい人々に手を差し伸べ続けた彼の功績が、長い年月をかけて全欧へと広まり、現代のサンタクロース像の基礎を形作った。
そして20世紀以降、商業文化やメディアの発達によってイメージが確立される中、正統なクリスマスの伝統を守り発信する組織として誕生したのがグリーンランド国際サンタクロース協会だ。世界各国の公認サンタたちが一堂に会する国際会議や慈善活動は、衣装の持つ文化的意味や夢を次世代へ繋ぐ重要な役割を果たしている。