戦闘描写の緻密さゆえに議論が絶えない強さ序列ですが、作中における絶対的な基準点として揺るがないのが、キメラアントの王メルエムです。作中で描かれたメルエムの生体エネルギー総量と戦闘適応力は、人間の到達可能領域を遥かに超越していました。
人間側の頂点である前ハンター協会会長アイザック=ネテロが、半世紀に及ぶ祈りの末に到達した「百式観音」の超音速連打をもってしても、メルエムの肉体を削り切るには至りませんでした。特に護衛軍のモントゥトゥユピーとシャウアプフを吸収した「貧者の薔薇」爆発以降の形態は、放出系・変化系の極致を軽々と行使し、もはや国家戦力規模でなければ対応不可能な神話級の強さに達しています。
直属護衛軍(ネフェルピトー、シャウアプフ、モントゥトゥユピー)の3名も、単体で一流のプロハンター複数人を赤子扱いする絶対的なオーラ量を誇ります。この護衛軍に比肩し得た人間側の例外が、自らの命と才能のすべてを担保にした制約と誓約によって急成長した「ゴン=フリークス(通称:ゴンさん)」のみでした。
一方で、人間同士の戦いに目を移すと、純粋な戦闘力と経験値で頂点付近に位置するのがジン=フリークスとシルバ=ゾルディック、ゼノ=ゾルディック、そしてネテロの血を引くビヨンド=ネテロです。ジンは他者の打撃系能力を目撃しただけで模倣・発展させる規格外の念技術を披露しており、世界屈指の念能力者として知られています。
これに次ぐ上位グループには、柔軟な戦略と圧倒的殺傷力を併せ持つクロロ=ルシルフル、死後強まる念によって再生・強化されたヒソカ=モロウ、そして条件付きながら特異な制約下で無類の強さを発揮するクラピカが名を連ねています。