芸能人の子どもといえば、親の知名度を生かしてタレントや俳優としてデビューするケースも少なくない。しかし、松坂夫妻の教育方針はどこまでも「本人の自主性と個性の尊重」にあった。芸能界という特殊な環境に子どもたちを押し込めることなく、ひとりの人間として伸び伸びと感性を伸ばせる環境を最優先したという。
「子どもには子どもの人生がある」。松坂慶子さんが過去のインタビューで折々に口にしていた言葉だ。親の威光を誇示することもなく、かといって過剰に遮断するわけでもない。そんな風通しの良い家庭環境が、2人に「自分自身の足で立つ」という確固たる自立心を与えたことは間違いない。