2000年代中盤に入ると、動画共有プラットフォーム『ニコニコ動画』が本格的に台頭する。ここで「画伯の絵」は第二の黄金期を迎えることとなった。
恐怖映画のBGMと合成されたホラーテイストのMAD動画や、RPGのラスボスとして降臨させる二次創作ゲーム動画が次々と投稿され、何百万回もの再生数を記録。文字通り、日本発の代表的な「インターネット・ミーム」として定着した。
言葉の壁を超えたそのビジュアルショックは、海外の掲示板やSNSでも「日本の子供番組に現れたモンスター」として拡散。一クリエイターの予期せぬ描画ミスが、Web世界全体の共有財産へと変貌を遂げた瞬間だった。