ベトナムコーヒーの味わいを決定づけるのが、カフェフィン淹れ方の工程です。ペーパーフィルターを使わず、アルミまたはステンレス製の穴あきフィルター(フィン)を用いてじっくりと抽出します。金属フィルターを通すことで、コーヒー豆の油分がそのままカップに落ち、重厚感のあるボディが生まれます。
自宅で本格的な練乳ベトナムコーヒー作り方を再現するための黄金比率と手順は以下の通りです。
- グラスの下準備:耐熱グラスの底にコンデンスミルクを大さじ1〜2(約15〜20ml)入れます。
- 豆のセット:フィンに極深煎りの細挽き〜中細挽きコーヒー粉を15〜20g入れ、平らにならします。
- 中蓋の調整:内蓋(プレッシャープレート)を粉の上に置き、軽く押し込みます(強すぎると落ちず、緩すぎると薄くなります)。
- 蒸らし:沸騰したてのお湯(約95℃)を20mlほど注ぎ、約40〜50秒間しっかり蒸らします。
- 本抽出:残りのお湯(約80〜100ml)を注ぎ、上蓋をして3〜5分かけてポタポタと抽出します。
- 仕上げ:抽出が終わったら底の練乳をスプーンでよくかき混ぜ、氷をたっぷり入れたグラスに注ぎ入れます。
一滴ずつ落ちる時間をゆったりと待つプロセスそのものが、ベトナムの「スローな時間感覚」を体感する醍醐味です。