ORANGE RANGEの名を不滅のものにした代表曲といえば、間違いなく『花』だろう。2004年に公開され社会現象となった映画『いま、会いにゆきます』の主題歌として書き下ろされたこの楽曲は、ミリオンセラーを記録し、邦楽音楽業界の歴史にその名を刻んだ。
しかし、その制作背景には知られざるドラマがあった。当時、怒涛のスケジュールと急激な環境の変化に揉まれていたメンバーたち。その中でRYOは、身近な大切な人への想いや、二度と戻らない時間のかけがえのなさを静かに詞へと落とし込んでいったという。RYOの低く温かい歌声から始まるパートは、聴き手の心を一瞬で引き込み、涙を誘う。映画の世界観と完璧にシンクロした切なくも温かいメロディラインは、彼らのタフでアグレッシブなイメージを覆し、普遍的な名曲として広く愛されることとなった。