こうした市場の急変に、芸能プロダクションも敏感に反応している。歴史ある大手事務所の研音や、数多くのスターを輩出してきたホリプロなど、日本のエンターテインメント産業を支える主要プロダクションは、従来の「正統派美男子」の枠に囚われない、尖った個性を備えた新星の発掘と育成を精力的に進めている。
オーディションの現場でも、均一的な美しさより「一度見たら忘れられない目元の強さ」や「陰影のある雰囲気」が高く評価される傾向が強まっている。過剰に飾らない素朴さと、カメラを通した瞬間に放たれる圧倒的な鋭さ。その落差を持つ若手俳優たちが、次世代の主役として着々とキャスティングの場を広げている。