このミニマルな着こなしの洗練に大きく貢献したのが、Paris発の洗練された日常着を提案し続けるデザイナーのクリストフ・ルメール氏だ。彼が手がけるラインで見られる絶妙なニュアンスカラーと計算されたパターンメイクは、Tシャツとスラックスの組み合わせをハイファッションの領域へと昇華させた。
また、日本を代表するトップスタイリストの祐真朋樹氏も、誌面やセッションを通じて「引き算の美学」としてのスラックススタイルを度々提案している。『UOMO』や『MEN'S NON-NO』といった感度の高いメンズファッション誌では、無地Tシャツに美しいトラウザーズを合わせるスタイリングが毎シーズン特集され、30代以上の大人が目指すべきスタイル指標となっている。