長年つらぬかれてきた直列4気筒(インライン4)の伝統。しかし、現代のMotoGPにおいて圧倒的なストレートスピードとエアロダイナミクスを誇るV4マシン勢に対抗するため、ヤマハは歴史的な方向転換を余儀なくされた。2026年シーズンに向けたテストで公に姿を現した新型V4パワーユニットは、パドックに大きな衝撃を与えている。
最高速の向上はもちろん、加速時のトラクションコントロールとタイヤ消費のバランス。これら長年の課題を一気に解決すべく、エンジニア陣は昼夜を問わずセッティングを詰めている。新マシンのフィーリングについて、ライダー側からはポジティブな手応えと同時に、さらなる熟成を求めるリアルな声が上がっている。