ファンの間で今も語り草となっているのが、SNS上に一瞬だけ浮上したあのプライベートな写真群だ。高級ブランドを身にまとうわけでもなく、飾らない部屋着姿で抱き合い、お茶目な表情を見せる二人。そこには、芸能界という巨大なプレス機に押し潰されそうな日常から解放された、生の人間としての呼吸があった。
演出された美しさではない。生きていることそのものを祝福するかのような、生々しくも美しい瞬間。大衆の好奇の目に晒されながらも、二人は互いの存在の中に静かな聖域を見出していたのかもしれない。あの写真は、過剰な記号化が進む現代のポップカルチャーに対する、無言の反逆のようにも見えた。