移動型スタジオという奇想天外な発想で社会現象となったマジックミラー号。そして、日常のオフィス空間を舞台にリアリティと背徳感を融合させた女子社員シリーズ。これらのメガヒット企画に共通するのは、単なる観賞用映像にとどまらない、極上のバラエティ精神だ。
虚構と現実の境界を意図的に曖昧にする演出技法は、テレビ業界の制作者たちをも唸らせてきた。視聴者が「もしかしたら自分の身の回りでも起きているのではないか」と錯覚するほどの臨場感。緻密に計算されたシチュエーション設定こそが、長年にわたってファンを惹きつけてやまない最大の武器である。