本誌が取材した防衛省関係者によると、普段は重厚なセキュリティに守られた一般非公開エリアにおいて、実働部隊の即応性を支える新施設の運用が本格化しているという。陸上幕僚長を務める森下泰臣氏のもと、南関東から東海・北陸までをカバーする広域防衛基盤の強化が進む中、朝霞内部の司令部機能や通信インフラの刷新が着々と進められている。
取材に応じた内部関係者は、「駐屯地内部は単なる訓練施設ではなく、有事や大規模災害時に即座に機能する高度なロジスティクス拠点としての機能を集約している」と明かす。限定ツアーなどで一部見学が可能となる歴史資料館や旧陸軍士官学校ゆかりの歴史的構造物群は、日本の防衛の歩みと最前線の安全保障が同居する空間として、訪れる者に強い感銘を与えている。