もう一つの柱である車載事業も、株価の下値を支える重要な要素だ。自動車の電動化と自動運転技術の進化に伴い、コクピット全体を覆うような大型・異形ディスプレイの需要が世界的に急増している。
JDIは北米および欧州の主要自動車メーカーとの長期供給契約を次々と締結。単なるパネル供給にとどまらず、タッチセンサーや曲面デザインを一体化した高付加価値ユニットとして納入することで、粗利益率の改善が顕著にあらわれ始めた。液晶市場での過酷な価格競争から抜け出し、車載分野での存在感を強めていることが、中期的な評価の底上げにつながっている。