日曜劇場という伝統ある枠が挑んだこの壮大な実験は、日本の映像産業全体に不可逆な変化をもたらした。視聴者はもはや、安易なセット撮影や引き伸ばしの展開には満足しない。完全に目が肥えたのだ。
テレビ局が取るべき道は二つに一つ。低予算でニッチな良作を鋭く作るか、リスクを背負って世界水準のモンスターコンテンツを生み出し続けるか。中間層のぬるま湯は消え去った。あの広大なモンゴルの砂漠で描かれたのは、ドラマの筋書きだけではない。日本エンタメの生き残りをかけた、過酷なサバイバルの開幕だったのだ。 (出典: 日曜劇場 vivant(Yahoo!ニュース))