離婚後、古村比呂を襲ったのは度重なるがんの宣告だった。何度も壁に突き当たりながらも、ブログやメディアを通じて闘病の現実に真っ正面から向き合う姿は、多くの人々に勇気を与え続けている。その傍らには、常に息子たちの励ましがあった。
離婚という形を選んだ二人だが、子供たちにとって二人が親であることに変わりはない。父親としての背中を見せ続ける布施と、病魔と戦いながら力強く生きる古村。それぞれの場所で葛藤を抱えながら歩んできた道すじの先には、夫婦という枠組みを壊したからこそ辿り着いた新たな家族の距離感があった。