SNSや料理コミュニティでは、「焼き浸しを作り置きしたら2日目で酸っぱくなった」「タレが濁って野菜がドロドロになった」という失敗談が散見されます。作り置きとして安全に美味しく食べ切るためには、家庭内衛生の基本原則を押さえる必要があります。
調味液と野菜の水分が混ざり合う焼き浸しは、条件が揃うと雑菌が繁殖しやすい環境になり得ます。食品微生物学および調理衛生の観点から、冷蔵保存で3〜4日間美味しさをキープするための必須ルールは以下の3点です。
・清潔な保存容器の徹底:保存容器(ガラス製またはホウロウ製が推奨)は、アルコール消毒または熱湯消毒を行い、水気を完全に拭き取ったものを使用します。
・粗熱を取ってから密閉:熱いまま密閉フタをすると、フタの裏に結露が発生し、その水滴が出汁に落ちて傷みの原因になります。室温で粗熱を取ってからフタをして冷蔵庫へ移動させます。
・野菜を出汁に完全に沈める:空気に触れている部分から酸化や菌の繁殖が進むため、落としラップ(ラップを出汁の表面に密着させる)をして野菜全体を出汁に浸します。