では、実際の数字はどうなっているのか。2026年の最新推計によると、日本の全就労者における年収の中央値はおよそ360万円から380万円の間を推移している。平均値とは実におよそ80万〜100万円もの開きがあるのだ。
これを世代別に見ると、さらに過酷な現実が浮き彫りになる。
20代後半の中央値は300万円台前半。結婚や出産といったライフイベントを控える時期としては、あまりにも心もとない数字だ。かつて「人生のピーク」とされた40代後半から50代前半であっても、中央値は450万円前後に留まり、かつての「年功序列で誰もが豊かになる」神話は完全に崩壊している。